あらすじ
西暦500年。スロースガール王が治める北欧の小国デネ(デンマーク)のヘオロット城は、カインの末裔で呪われし巨人グレンデルによって毎夜襲撃され多くの家臣が虐殺されていた。王の血縁で英雄のベオウルフはその噂を聞きつけ、彼を慕う10名の戦士とともに海を渡りヘオロットの警護にあたることになった。ある夜、グレンデルがヘオロットを襲撃、死闘の末ベオウルフによって捕われてしまう。グレンデルは自らの腕を切り取り逃走。重傷を負ったグレンデルは息絶えたかに見えたが、別のある夜、再びヘオロットが巨人によって襲われてしまうのだった・・・。 (Amazonより)
感想
日本未公開の本作品を観ました。出演は「300」のジェラルド・バトラー、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のサラ・ポーリー等です。ウ〜ン、ここまで読まれていて“あれ?「ベオウルフ」って、ロバート・ゼメキスが監督したアクション・ファンタジーで、出演はレイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、アンジーなどが出演している大作じゃなかったけ?”と不思議に思われる方もいるかな?そうなんです。自分が観たのは有名な方の「ベオウルフ」ではないのです。
さて、そこで突然クイズです。何故、自分は同じ神話を題材にした「ベオウルフ」で、あえてマイナーなこちらを観たのでしょうか?
1.あえて、マイナーな本作品を観て映画通ぶりたかった
2・あちらには嫌いな役者が出演していた
3・ただ単純に間違えて借りてきた
・・・・・・で、正解はと言うと・・・3です。・・・・・ちっくっしょおおおおぉぉぉっっっ・・・・嵌められた!、絶対に(レンタル)店に嵌められた!、横に並べて置きやがってえええっぇぇっっ!・・・・俺もあっちを見たかったよぉぉ!!!!ネットで検索しても、殆どあっちの話で、こっちの話なんか出てきやしねぇぇ!等と思いつつ、今ブログを書いています。・・・まぁいいや、「300」で大ブレイクする前のジェラルド・バトラーの勇姿は見れるし、サラ・ポーリーも地味だけど嫌いじゃないし・・・と、自分に言い聞かせながら、平静を保とうとしていますが・・・・グチが長くなったので、あらすじに入りますね^^;
時は西暦500年、場所は北欧デネの国。デネのスロースガール王とその一団は巨人族の男を取り囲んで殺すが、王はその幼い息子には情けをかけて殺さなかった。それから月日が流れて、数十年後。生き残った、その巨人族の子供は洞窟で立派な巨人に成長していた。成長したその巨人は父親の復讐の為、度々デネの国を襲い、デネの屈強な男達を次々と殺し、今ではデネの脅威となっていた。その話を伝えた聞いたイェアート人の勇者ベオウルフはデネとの友好の証として、仲間と共にデネへと出向き、巨人退治の任に就く事にした。そして国王の歓待を受けたのも束の間、ある夜巨人の襲撃を受け、その力をまざまざと見せられたベオウルフ。しかも、その裏にはもっと深い事情があるのでは・・・・と疑問を抱く。何故なら、その巨人はベオウルフ達を襲いもしないし、デネの人間でも女、子供、老人は決して殺さず、襲いもしないからだ。
王に巨人の過去について話を向けると、途端に不機嫌になるスロースガール王。「私も(襲われ)殺されないぞ」、「嫌なら、この任に就かなくて良い!」と、とりつくシマもない。疑問を拭えないベオウルフは(デネの国で)人々から忌み嫌われており、荒野に1人住んでいる美しい魔女・セルマの所へと出向き、巨人の住んでいる洞窟と巨人についての話を尋ねた。しかし、セルマの話は要領を得なく、自身が男達の慰み者として、連れて来られた奴隷であった事、魔女と忌み嫌われているのに巨人が現れる前までは、毎晩色々な男達がセルマを犯しに来ていた事を話し出す。
どうやら巨人は純粋な人間である事に気付き始めたベオウルフ。しかし、今更後には引けず、仲間を引き連れて巨人の棲む洞窟へと向かっていく。数々の難関を潜り抜け、その洞窟へと辿り着いたベオウルフとその一行。しかし、そこに巨人は居なく、あるのは大事に飾ってあったミイラ化した人間の頭部だった。巨人の肉親の頭部だと確信したベオウルフの仲間の1人が、その頭部にツバを吐きかけ、粉々に砕いただけで、一行はまた村へと引き返して来た。そんな事も知らず、住処へと帰ってきた巨人はめちゃくちゃに荒らされ、粉々に砕かれた父親の頭部を見つけ、嘆き、臭いを嗅いでいる。そう、父親の頭部を粉々にした人間だけに復讐する為に・・・・
その夜、早速村へと復讐に来た巨人。並居る兵士には目を向けず、復讐相手だけを殺したのだった。しかし、ベオウルフ達の攻撃を受け、巨人も深手を負ってしまい、遂にはそのまま息絶えた。任務を無事に果たし、祝宴を開く、デネの国の人々。しかし今度は息子を殺された巨人の母親の復讐が・・・・
まぁこのような話になっているのですが、神話をベースにした英雄譚っていうより、差別や偏見が根底にある、物悲しい怪物(この表現自体が適当ではないかも)の話になっていました。日本で言うところの鬼伝説にありそうな話と書けばニュアンスが伝わるでしょうか?勿論、物悲しいドラマ部分だけでなく、所々に巨人が暴れまわる派手なアクションなども入れてエンタティメント性も考慮した作品になっていますが。しかし、だからといって、凄く面白い一線級の作品でも無く、やはり未公開も仕方が無い作品だとも思います。
自分が観て感じた印象としては、物語の流れが悪いというか、「モタついているな〜」と感じていると、今度は途中を飛ばして唐突に物語が展開するみたいな違和感を感じました。例えば、急に出てくる巨人の洞窟への案内役の登場に代表されるように。失った息子の復讐をする巨人の母親も突然出てきて、呆気なく死んでしまいますしね(ただ、それらしき生き物の描写は、それまでに少しあります)・・・多分、彼女が登場したシーンは合計10分も無かったと思います。ロバート・ゼメキス版ではアンジーが演じる重要な役なのにね。ただ、ココが無かったら冒頭の巨人と父親から繋がる因縁めいた話が出てきませんが。←ここについては、あらすじでも全く触れてませんので、気になった人は本作品を観てくださいね。
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